予約投稿:最後に記録として
※この記事はnuitが指定した日時に自動で投稿されました。 こんにちは、nuitです。 この記事が投稿される頃、僕は“あの場所”にいます。 いや、もしかしたらもういないかもしれない。 今更だけど、ひとつだけ書き残しておきます。 あの存在――“⚫︎⚫︎⚫︎”と呼ばれてるものには、たぶん「正体」なんてない。 ただ、 “見る”という行為が、何かを起こすスイッチなんだと思う。 見ると、それに形が与えられる。 見ると、それが「こちら側」に来る。 見ると、それが“ここ”に定着する。 これは俺の推測だけど、 最初に“それ”を見た人間が、まだ“あの場所”にいる気がする。 目が合ったとき、ほんの一瞬、誰かの顔が見えた気がした。 いや、“顔だったような気がする”というほうが正確かもしれない。 男か女かも分からなかった。ただ、こちらを見ていた。 最後に、これだけは言っておきたい。 もし、この記事を読んでいるあなたが「⚫︎⚫︎⚫︎を見た」ことがあるなら まだ、間に合うかもしれない。 その場所に近づく前に、引き返して。 じゃあ、またいつか。 口 nuit 兄